本:アイデアのつくり方
著者のアイデアに対する考え方は以下に集約される。
「アイデアとは過去の知識との組み合わせである」
「組み合わせる」ということについて、より精度を高めるために、以下の順番による活動が必要だという。
1.データ収集
2.データの咀嚼
3.データの組み合わせ
4.ユーレカ(発見)の瞬間
5.アイデアのチェック
これらの活動はごくごく当たり前のことかもしれないが、それぞれに対して相当レベルの高い意識・行動が求められている。例えば、「1.データ収集」では、アイデアを出したい分野のデータのみならず、大げさに言うならば、全く関係ないようなこの世で起こっている事の全てに対する関心が必要だと言う。それらの幅広い知識が、「組み合わせ」の可能性を広げる。
1時間程度で読めるほどの短い本だが、色々と刺激を与えられる本。